カーペットは床に敷く織物全般を意味し日本語の絨毯(じゅうたん)と同じ。
よく似た言葉にラグやマットがあり、一般には部屋全体に敷き詰めるものをカーペット、移動できるものをラグ、より小さくなものをマットと呼び分けているが明確な定義は存在しない。
表面にある毛足をパイルと呼び、ループ状のもの(ループパイル・輪奈織(わなおり))とカットされたもの(カットパイル)に大別される。このほかパイルのない平織りカーペットや積層にした繊維をフェルト状に加工し圧縮したニードルパンチカーペットなどもある。
古くから世界中でさまざまなカーペットが作られており、ペルシャ絨毯、ウィルトンカーペット、タフテッドカーペットなど地名や製法を冠した呼び名も多い。
素材は天然繊維によるもの(羊毛・綿・絹・麻など)と化学繊維によるもの(レーヨン・アクリル・ナイロンなど)があり、保温性、耐久性、防カビ・防虫性、防炎性など素材の特徴を生かして使い分けられている。
カーペットは他の床材と比べ保温性や衝撃吸収性に秀でていて防音効果も期待できることや装飾効果が高いことからオフィスやホテルなどでよく使用されている。
一時話題となったダニやハウスダストの問題についてもフローリングとカーペットに有為な差はないとする報告もある。
カーペット
かーぺっと