ブースターには「後押しするもの」という意味があり、電圧の昇圧器などもブースターと呼びます。建築においてブースターは、テレビかポンプのブースターを指すことが多い。

テレビのブースターはアンテナが受信した電波を増幅する機器で、地上波テレビ用や衛星放送用など受信対象によって分かれる。通常はアンテナ工事の一部にブースターの設置も含まれています。また、ブースターには屋内用と屋外用がある。屋内用の方が性能は低いものの、テレビの映りが少し悪い程度であれば屋内用で十分です。テレビがほとんど映らないような場合は、性能の高い屋外用のブースターが必要となります。

ブースターが故障する原因は、主に電波が強すぎるか異常発振です。もともと電波が強い場合にはブースターは不要です。また、アンテナとブースターの距離が近すぎたり、出力ケーブルと入力ケーブルを一緒に束ねてしまうことなどで異常発振が起こります。

ブースターの寿命は一般的に10年~15年といわれるが、設置している場所が屋内か屋外かで変わります。コンクリートポンプ圧送工事においては、運搬距離を延ばすため途中に入れる再圧送用ポンプのことをブースターと呼ぶ。また。高層建築物の途中階に設置する昇圧用の消火ポンプをブースターポンプと言います。