B型バリケードは、人の立ち入りを制限したい場所の防護フェンスとして、工事現場や作業スペースを仮囲いするために用いられます。仮設用材で、現場では「Bバリ」と略していわれることが多く、他にも「ガードフェンス」や「ネットフェンス」と呼ばれることもあります。また、サイズは「1800mm×1800mm」が一般的で、下の部分が金属でふさがれており、上部がメッシュ状になっているのが特徴です。上部がメッシュ状なので向こう側が見えてしまいますが、見えることで何らかの支障がある場合はシートなどで視線を遮ることもあります。単に工事現場などを囲うだけではなく、人が通れるような扉付きのものもあります。
その他、B型バリケードのほかに「A型バリケード」があります。横から見るとアルファベットのAのような形をしており、足を開いて立てるのが特徴です。主に道路工事でよく使用され、頂部からは看板がぶら下がっています。看板部分には、「安全第一」や「通行止め」、「工事中」などの文字が書かれており、種類はさまざまです。会社によっては本来のA型バリケードを使用する機会があまりないので、単管バリケード(ウマ型バリケード)のことをA型バリケードと呼んでいる会社もあります。