アスファルトシングルとは、アスファルトをガラス繊維の基材に含浸させてコーティングし、表面には傷がつかないよう着色された砂粒が吹き付けられている屋根材です。単にシングルと呼ぶこともあります。
薄いシート状になっており、曲面に設置したりカッターで切断したりすることが可能です。また、防水性・防音性にも優れており、近年では、防火材認定を受けたものもあります。
2007年の建築基準法改正により、日本でも耐火基準などを満たせば住宅の屋根材としてアスファルトシングルを使用できるようになリマした。アスファルトシングルを屋根材に使用するメリットは多く、耐震性が高い・加工しやすい・費用が安い・デザインが豊富などさまざま。ただし、勾配が小さい屋根に不向き・カビやコケが生えやすい・強風に弱いなどのデメリットもあります。
アスファルトシングルは、ビスやタッカーなどで固定するか、専用の接着剤で貼り付けます。補修する場合は、屋根の葺き替え工事・屋根カバー工法・塗装工事などで対応します。
塗膜の剥がれ・チョーキング・コケやカビの発生などが、アスファルトシングルを塗装するタイミングとなります。アスファルトシングルの耐用年数はおおむね10〜30年。よって、施工後10年で点検するのが目安となります。