ALCパネルとは、軽量気泡コンクリート建材です。珪石やセメント、生石灰などを主原料としています。軽さと強度、断熱性を兼ね備えた、現代建築に必須な建材です。高温高圧蒸気養生と呼ばれる独自の製法によって作られます。

ALCパネルは不燃材料である事から、火に強いという特徴があります。万一火災が発生しても有毒なガスや煙が出る心配はありません。ALCパネルは耐火性に優れた建材として普及率が高まっています。

また鉄筋マットなどが組み込まれている点も特徴の一つです。使用部位に応じて補強材を用いる事で、必要な強度を発揮します。

さらにALCパネルの特徴の一つと言えるのが優れた断熱性です。その性能は通常のコンクリートの約10倍となっています。結露を防止したり、空調のランニングコストも抑えてくれます。他にもALCパネルには音を伝えにくい性質があります。そのため、共同住宅の界壁として使用する事もできます。

もう一つの特徴が有害物質が使われていない点です。アスベストはもちろんトルエンなどの有害物質もゼロです。なので、使用面積の法規制を受ける心配はありません。

ALCパネルは軽量で無害なコンクリート建材です。そのため、建物の建設やリフォームといった仕事で用いられます。