骨材とは、セメントコンクリートやアスファルトを配合する際に混ぜ合わせる砂や砂利などを指します。

セメントコンクリートでの骨材は、コンクリートが硬化する際の発熱を吸収し、収縮を抑制する働きがあり、硬化後の強度に影響する重要な要素です。

骨材は、粒の大きさによって細骨材、粗骨材に分けられ、全体の85%に粒径5mm以下の粒が含まれているものを細骨材、粒径5mm以上の粒が含まれているものを粗骨材と呼びます。

骨材には、陸、川、山、海で採取された天然骨材、石や高炉スラグ、フライアッシュを破砕した人工骨材、建築物の解体材を加工した再生骨材があります。

また、骨材の比重(密度)によって3種類に分かれ、0.7~1.8が軽量骨材、2.5~2.6が普通骨材、3~5が重量骨材と呼ばれます。

コンクリートでは、用途(強度)に応じて配合が決まり、セメント:細骨材:粗骨材が基礎コンクリートで1:3:6、強度を求める場合は1:2:4が目安となります。
その他、アスファルト舗装では、アスファルト:フィラー(石粉):骨材が0.5:0.5:9となります。

生コン(レディーミクストコンクリート)を発注の際には、配合として、予定される28日後の圧縮強度である呼び強度、作業性やワーカビリティ、柔らかさを示すスランプ、鉄筋通しや型枠との間隔を考慮した骨材の最大寸法、場合によっては水・セメント比を伝える準備が必要です。