内装は建物の室内を形成し、壁や天井、床などで構成され、内装工事は内装を設置、改装、撤去する幅広い工事です。新築工事やリフォームやテナント改装などのニーズがあります。
賃貸建物の原状回復としての内装撤去の依頼も少なくありません。
内装工事の種類は多く専門業者と幅広く手掛ける業者があります。二重天井や間仕切り壁を作る鋼製下地組立工事もその一つです。ボード張り工事、床・壁・天井の仕上げ工事も該当します。クロス工事や塗装工事、左官工事も代表的な内装工事です。木製建具工事、防音工事、家具工事もその一つです。電気配線工事や水道、ガス設備工事も含まれることがあります。
床専門、クロス専門、塗装専門といった専門業者も多いです。一方、幅広い内装工事をトータルに行う業者もあります。店舗のデザインを担い、設計から施工まで行う業者もあります。専門業者等の多くは、工務店やハウスメーカーからの下請けです。設計やトータル施工ができると、単独で改装依頼を受けられます。
内装工は特別な資格は不要で、OJTで技術を習得します。未経験からチャレンジでき、経験を積んで独立も可能です。内装仕上げには施工技能士という国が実施する技能検定があります。左官技能士、表装技能士、塗装技能士も関連資格です。建具製作技能士、家具製作技能士も用意されています。実務経験に加え、学科試験と実技試験の合格が必要です。