Value for Moneyの略。金額に対して質の高い業務を提供するという考え方です。建設業では主にPFI事業において用いられる言葉です。PFIとは官民が協力をして、民間の技術力・経験などを活かし、施設の運営・維持管理にまで携わる方式です。PFIを採用した場合に、従来と比較して、どれだけ事業費を削減できるかを表す指標です。
またはこの指標を用いてPFI事業を採用するかどうかを検討します。この指標は従来の公共事業のライフサイクルコストからPFI事業のライフルサイクルコストを引いた値を、従来のライフサイクルコストで割って得た値となります。
ただし、この計算を行う場合、金額の時点修正(現在価値化)を行なった数値を使用します。この値が大きいほどPFI事業によって得られる効果は大きいと言えます。また、この値には計画段階で検討のために試算するシュミレーションと、入札を経て落札者を決定したのちの実際の値があります。シミュレーションの数値と実際の数値との差はプロジェクトによっても異なります。
このvfmは、機能発注、業績連動払、リスクの最適分担、競争原理の4つの要素により構成されています。