もんもんは、掘削に関連する現場で用いられる建築用語のひとつです。もんもんとは、削岩機のノミの部分を当てる所定の地山位置のことを指しています。地山についてですが、人為的な掘削や埋戻し、盛土などが行われておらず、自然に形成されたままの状態にある地盤のことを意味しています。
初めてノミを地山に接触させるケースなどでは、ノミの先端が跳ね回らないようにノミ孔をつけるケースが多いです。なぜなら、地山に対してノミを初めて接触させる際は、ノミの先端がおどり跳ね回ってしまうのが一般的だからです。加えて、削孔についてはノミ孔が曲がらず、ガイドシェルの送りと一直線にする必要があります。その他、削岩機のノミのはねを押さえながら適切にノミ孔をつけることを「もんもん取り」あるいは「口切り」といいます。もんもん取りは、もんもんとは似たような意味を持ちますが、多少意味が異なります。また、ノミとは材木などに孔を穿ったり、削るのに使用する道具です。
「追込みノミ」や「厚ノミ」、「口切りノミ」などさまざまな種類があるのが特徴です。したがって家庭用としても広く使用されているので、手動で使用するものが一般的です。しかし、建築分野においては削岩機のノミもあります。