英語のタイト(tight)には、「きつい」「しっかり固定した」などの意味がある。ビジネスの世界では、「タイトな予算」「スケジュールがタイト」などと使われている。
タイトフレームとは、建築物の躯体と屋根の折板をつなぐための部材である。アーク溶接の隅肉溶接という方法で取り付ける。タイトフレームを固定した後に折板をハゼ締めし、ボルトや吊子で固定する。
タイトフレームを使用する折板屋根は金属製なので、耐火性に優れ、水はけも良い。また、加工しやすいため、工期を短縮できて工事費を抑えられる。折板屋根の価格自体も安い。
ただし、金属製のため夏場は高温になりやすいというデメリットがある。雨が降った場合、雨音が響きやすい。強風で屋根が外れることや、サビなどの経年劣化などにも注意が必要。
また、タイト材というものも建築物に用いられている。タイト材とは、ドアや窓などの密封性や遮音性を高めるために用いられる部材。
タイト材は、クロロプレンゴムやエチレンプロピレンゴムなどでできた、棒状または紐状の形をしている。気密性を守るための特殊な突起が加工されている。取り付けは、タイト材にあらかじめ付いている両面テープで接着。現場で必要な長さにカットして使用する。