仮設、仮設工事とは、本工事に必要な設備や作業のための直接仮設と、動力、衛生設備、現場事務所等の準備を指す共通仮設があり、いずれも限られた期間での設備や簡易構造物を指します。

仮設工事で使用される資材や機材を仮設資材と呼び、携わる作業員や周辺環境の安全を確保すること、作業の効率化や作業負担の軽減を担い、工事現場の景観対策に貢献するという役割があります。

仮設資材の種類には、建築用仮設機材(足場用仮設機材)、土木用仮設機材(詩歩行用仮設資材)、バリケードや墜落防止のための安全資材等があります。

仮設資材が使用される工事として、足場工事、型枠工事、支保工工事、鉄骨建方工事、改築・改装工事、解体工事、内装工事などがあります。

仮設工事には、丁張り(ちょうはり)と呼ばれる水盛・遣り方、仮設トイレ、仮設電気、仮設水道(流し台、排水管)、現場事務所(駐車場)、足場(単管足場、枠組み足場、丸太足場)やゴンドラ、仮設ネット、仮囲い、防音シートや養生、墨出し、廃材処分、日常の整理整頓、本工事以外の資材運搬、警備や交通整理が含まれます。

仮設工事は、見積書の中では仮設工事費工事や安全対策費として項目を設け、会計面では工事代金の中で共通費として取り扱います。