こたたきは、石の表面仕上げの方法のひとつで、「小叩き」と書きます。ビシャン仕上げを施した上に石ノミを用いて細密な平行線を刻む仕上げのことです。両端か片側の先端がとがった石材用のノミを使用して作業が行われます。非常に手間がかかる仕上げとして知られていますが、繊細な風情がある和風仕上げとなるのが魅力です。石の種類によってさまざまではありますが、全体的に上質な雰囲気を持ち、表面に凹凸がつけられるのが特徴です。

加えて、平行線にすることにより、色合いも強調できるのがメリットです。具体的には、灯籠の仕上げの際などでよく使われます。さらにビシャン仕上げ同様、防滑性があるのも特徴のひとつで、内装および外装に幅広く活用できます。

また、例えば大谷石など、柔らかい石ではできない手法です。こたたきを実施する際は小松石程度、もしくはそれ以上の硬さが必要です。加えて、一般的に石の厚さは40mm必要だとされています。かつては人手で行っていましたが、現在は機械で叩くのが主流です。具体的にはコンプレッサーにニーマを取り付けて施工していきます。その他、非常に手間がかかるので単価が高くなってしまうのはデメリットといえるでしょう。