「標準宅地価格」は地価公示法による名称である。

標準宅地は以下を活用することで求められる。
・地価公示価格
・都道府県地価調査価格
・専門職である不動産鑑定士

標準宅地の適正な時価のことを標準宅地価格という。

「標準宅地」は市町村の地域ごとに設定した主要な道路に接し、奥行、間口、形状などが標準的なものとされている。

「地価公示価格」は国土交通省の土地鑑定委員会が正当な価格を判定したもので、毎年1月1日における単価とされている。

地価公示価格は以下の価格の基準になっている。
・土地取引時や不動産価格
・公共事業用地の取得価格

「都道府県地価調査価格」は都道府県知事が正当な価格を判定したもので、毎年7月1日における単価とされている。

地価公示価格は以下の基準になっている。
・土地取引の指標や基準

都道府県地価調査価格は、地価公示から半年後の地価である。
これによって地価がどのように変化しているかを確認できるため、地価公示を補足するものといえる。

標準宅地価格は、自治体による3年に1度の固定資産の価格の見直しが行われる年の前年の1月1日における正常な価格である。
また、標準宅地価格から1m3あたりの価格を算出することで、市町村の各地域ごとに設定した主要な道路の路線価を求められる。

宅地を評価する段階の要素は、標準宅地の選定、標準宅地価格の評定、街路価の付設までの流れが含まれる。