現業は、実地で行われる労働業務のことで、工場や屋外での現場仕事のことを意味しています。また、建設会社が現場係員として、その場限りで採用する社員のことを「現業員」といいます。実際に建設会社などの募集要項には、土木作業や舗装作業の現業職員を募集している旨の記載があります。一般的には1年契約が多い傾向にありますが、社員が優秀であったケースでは継続雇用になる可能性も秘めています。
準社員になれる可能性や、入社試験を受けるというケースもあります。さらに、お得意様から信用を得られて仕事が受注できたことにより、職員に採用されたという事例も存在します。
その他、国が実施する事業の中で、生産や販売など経済的性格を有する事業部門のことを意味する場合もあります。具体的には、国有林野や、かつて国営事業とされた郵政、印刷、造幣などです。加えて、そこで働いている人を指すこともあります。地方公共団体でいえば、水道事業、軌道事業、電気事業、ガス事業などが該当します。清掃作業員、用務員、調理員など地方公務員の現業職が存在しています。