一般的なサイロとは、普通の倉庫に比べて貯蔵量が大きい農業用の穀物貯蔵施設として建設されているものである。コンクリート製が鋼板製であることがほとんどです。コンクリート製のサイロでは、打ち継ぎ式工法・スライディングフォーム工法・プレキャストコンクリート工法などが採用されています。

鋼板製サイロは溶接またはボルトで接続する。穀類サイロの多くが鋼板製の溶接構造であり、地上であらかじめ円形に組んだ側壁を積み上げていく方式を採用している。

建築業界でサイロといえば、多くはセメントサイロやアスファルト合材サイロのことを指します。

セメントの場合、サイロにセメントを貯蔵しておき、水や骨材・混和剤などと混ぜてコンクリートを製造します。プラントに常設してあるものと移動式のものがあれば、縦型や横型もあり、大きさもさまざまです。

アスファルトの場合は、プラントでサイロに貯蔵しておいた合材をミキサーで骨材やフィラーなどと混合してから、ダンプなどに積んで運搬します。サイロを導入することにより、アスファルト製造の効率化や環境への配慮などを期待できます。市街化調整区域内では開発行為について知事の許可を必要とするが、畜舎やサイロなど農林漁業用建築物を建築するための行為は例外となります。