四会連合は、公益社団法人および一般社団法人である「日本建築士会連合会」、「日本建築士事務所協会連合会」、「日本建築家協会」、「日本建設業連合会」の4団体をまとめた言葉です。もともと四会連合は共同で建築請負の契約約款を作成していました。よって、かつて民間の建設工事では「四会連合協定工事請負契約約款」がよく使われていました。
現在は、「民間連合協定工事請負契約約款」に変更されています。日本の民間建築工事の請負契約で利用される標準的な請負契約約款です。建築主、請負者どちらにも偏しない中立的な契約書とされているのが特徴です。
また、民間連合協定工事請負契約約款の策定を実施する委員会は、四会連合に加えて、「日本建築学会」、「全国建設業協会」、「日本建築協会」で構成されています。委員会が出している約款は4種類あります。「工事請負契約約款」は、基本的に民間建築工事で使われることが多いです。「小規模建築物・設計施工一括用工事請負契約約款」は、個人住宅や規模の小さい商業ビルなど、工事の請負代金が5,000万円ぐらいの建設請負工事に使われることが多いです。
「リフォーム工事請負契約約款」は、工事の請負代金がおおむね500万円を下回る規模の小さいリフォーム工事などで使われることが多いです。「マンション修繕工事請負契約約款」は、文字通りマンションの修繕工事に使われることが多いです。