SFMはStructure from Motionを略したもの。ドローンを使用して空撮することにより、異なる視点の画像データから三次元形状を復元する技術のことである。
ドローンで撮影した複数枚の画像をSFMソフトに入力し、ソフトが自動的に画像データを解析する。画像を比較していき、一致する特徴点から点群を生成。しばらくソフトに解析させておけば点群の作成が完了し、三次元形状を復元できる。
地形や建物など大型の物体を撮影する場合、対象物に対して平行移動で撮影する。ただし、正面から撮影した画像ばかりだと実際とは異なる歪みが生じるため、わずかに角度を変えて撮影した画像を追加する。対象物体がブレていたり、画像にノイズが入っていたりすると、期待するほどの成果を得られない可能性が高い。
これまでドローンを操縦するための免許や認定資格は、民間のものが複数存在していた。2022年より、ドローンの操縦が国家資格の免許制となる。民間で資格を取得した場合は、国家試験の一部が免除となる。
ドローンビジネスの市場規模は年々上昇傾向にあり、土木・建設現場でもドローン測量が活用されるようになった。そのため、SFMは今後建築業界でも大いに活用されるとの予想もある。