定着とはRC造や基礎施工の際に、鉄筋を型枠内に配置しコンクリートに固定させることを指します。コンクリートを打ち込んだ後、コンクリートへより確実に固定するための方法として鉄筋の形状をフック状にする方法もあり、これをフック付き定着といいます。直線形状のままコンクリートへ定着させることを直線定着といいます。

また定着長さは建築基準法で定義されており、コンクリートの構造強度や鉄筋径によって様々です。基礎アンカー等の場合は基礎と建物を堅実に固定するため、アンカーボルトの基礎への定着は重要となり、RC造の場合、各構造の強度を担保するため、RC梁、柱内に配筋された鉄筋とコンクリートの定着は重要となります。