サテライトは、本来衛星のことを意味しますが、建設の分野においては配置された施設のことを指します。例えば、老人介護施設で当施設から車で20分以内の場所に、泊まり、訪問機能を持たせた施設があるとします。その施設のことをサテライト型小規模多機能型居宅介護施設といいます。スタッフが30人以上の広域型特養などを本体施設として、別の位置で稼働している支店のような施設をサテライト施設と呼びます。加えて、本体施設から20分以内の位置に建設するのが原則だとされています。その他、要介護者の自宅などに出張する介護職員が駐在する事務所のことをサテライト事業所と呼びます。
また、オフィスについてもサテライトという単語が使われます。一般的には、本社のある都市部から離れたところで勤務ができるオフィスをサテライトオフィスといいます。本社での業務ができる環境が整っている、通いやすい場所に立地した情報関連設備と通信関連設備を備えたオフィスのことです。大手企業などもサテライトオフィスを作ることによって、都内にオフィスを持たなくても良くなり、コストが削減できる上、通勤距離も短くなるというメリットがあります。その他、いくつか種類があり、「都市型」、「郊外型」、「地方型」が存在します。