ルーフドレンとは、ベランダや屋根、バルコニーの床などに設けられる金物のことをいいます。ルーフドレンは雨水が排水口と排水管(雨樋)の接合部からの浸水を防ぐ防水機能と、建物の雨水を排水しながら、落ち葉などのゴミが排水口に入らないように集める役割があります。

ルーフドレンには様々な種類があります。タテ型ルーフドレン、ヨコ型ルーフドレン、排水口ドレンなどがあり、色々な場所で最適なルーフドレンを選択する事ができます。主な材質は鉄や鋳鉄製の物が使われている物が多く、経年劣化などで錆びてしまい落ち葉などが入り、浸水や雨樋内部にゴミの詰まりなどが起きていましたが、近年では耐食性のあるステンレス素材を使っているルーフドレンが多く採用されております。

他にも樹脂製ルーフドレンなどがあります。錆びにくいステンレス素材を使ったルーフドレンや、錆びない樹脂製ルーフドレンを使っていても、経年劣化による腐食により接合部がはがれてしまったり、ルーフドレン自体の破損や、落ち葉などが自然にルーフドレン付近に集まる事で雨水が流れなくなり、漏水や浸水の可能性はありますので、定期的な掃除やルーフドレン自体のメンテナンスはしなければなりません。