ルーフバルコニーとは、階下の屋根部分に作られたバルコニーのこと。ルーフテラスなどと呼ばれることもある。

ベランダと似ているが、広さは関係なく屋根のあるものがベランダ、なければバルコニーと分類される。ルーフバルコニーもバルコニーの一種であるため、通常は上部に屋根がない。

ルーフバルコニーがあるメリットは、開放感のある広いスペースを確保できる・日当たりが良い・部屋が広く見えるなどである。ただし、天候によっては思ったような活用ができない上、騒音や悪臭などの近隣トラブルに配慮が必要。

また、建築やリフォームには費用がかかり、維持費も要する。定期的な点検や清掃も欠かさず行う必要がある。マンションなどの場合、管理規約を確認して設置しなければならない。避難経路を確保するなど注意を要する。

階下の雨漏りを防ぐため、徹底した防水工事は必須である。排水溝の清掃や防水処理などもまめにすべき。建築基準法上、ルーフバルコニーも屋根として扱うため、耐火性や不燃性を確保しなければならない。床面の補強工事も必要である。

目隠しフェンスやルーバーを設置してプライバシーを考慮することや、オーニングやシェードを取り付けて日差しを遮るなどの工夫をすると良い。

【参考動画】

こちらの動画ではルーフバルコニーについて解説されています。