ローリング足場は、高い場所の作業をする際に用いる仮設移動式の足場のことです。ローリングタワーとも呼ばれています。一般的には、ビルの2階ほどの高さで作業をするケースで使われることが多いです。加えて、天井配管や空調機、照明器などの設備、塗装やクロス施工などにも幅広く利用されています。キャスターが付いており、足場を組み立てたまま移動できるのが大きな魅力です。現場に合わせて移動できるので、容易に足場を確保できます。さらに、何段も重ねられるため高い足場を作れるのも魅力のひとつです。ただし、組み立てを実施するためには資格を取得しなければいけません。資格は、「足場の組立て等作業者」です。足場の組立て等作業特別教育を受けて、修了することで資格を得られます。

また、組み立てにはさまざまな資材が必要です。例えば、はしご型建枠や鋼製布板、筋交などが該当します。はしご型建枠に関しては、大きく3種類あります。資材はセットでも販売されているので、セットを使えば組み立ても容易です。

その他、組み立ては危険が伴う作業なのでさまざまなことに注意しなければいけません。具体的には、人を乗せた状態で作業はしないこと、アウトリガーをはらない状態で作業しないことなどがあげられます。