改装は、外観や内装などを新しく変えることを指しています。一般的に、広さや間取りを変えることはありません。具体的には、壁紙や床を張り替えたり、はがれたペンキを塗り替えるなどの工事が該当します。機能性や利便性が向上した工事費は、「資本的支出」という勘定科目に該当し、改装も資本的支出として扱われるケースがあります。

また、モチベーションが上がるというメリットも有しています。改装することで環境をより良くすれば、必然的にモチベーションが上がります。しかし、オフィスなどを改装するケースについては、原状回復を考慮しなければいけないことがあります。原状回復には手間と時間がかかります。さらに、消防法を遵守する必要もあります。

火災報知器や防火扉を設けることなど、細かい規定があるので気をつけなければいけません。その他、混同しやすい用語に「改修」、「改築」があります。改修は、不良、欠損、老朽化した部分を直すことを意味しています。改装は、不良や欠損に限らず変更するので、改修とは根本的に意味が違います。加えて、改築は間取りを変える工事のことです。例えば、2つの小さな部屋を合わせて1つの大きな部屋にすることなどが該当します。間取りを変えない改装とは違います。