減築とは、建物の床面積を減らすことをいいます。増築の反対の言葉として使われています。
建物のリフォーム・改築において
①住宅で階数を減らす(2階建て以上)
②「吹き抜け」を作る(2階の床の一部を取り除く)
③使用しなくなった部屋を丸ごと撤去する
以上3点はすべて「減築」になります。
減築は高齢の人が住んでいる家や、子供が独立して一緒に住むことがなくなった家庭などで行われることの多い工事になります。
国交省の国土交通政策研究所による「減築による地域性を継承した住宅・住環境の整備に関する研究」によると、減築とは「住宅について、建築面積の一部や階数を減らすなど、建築物の床面積を減らして住宅のコンパクト化を図ること」と定めています。
減築のメリット
①使用していない部屋がなくなるのでメンテナンスが必要なくなる。
②建物自体が軽くなり、耐震性が向上する。
③冷暖房効率が良くなり電気代を抑えることに繋がります。
④階段の昇降の負担がなくなる。
減築のデリット
①建物を解体するためには作業における費用。
②足場の設置台や廃材の処分代などの費用。
③外壁や屋根などにも手を加える費用。
以上により予想よりも高額なリフォーム代になる可能性があります。