踏査はもともと、調査の対象である場所や調査対象の所在地に実際に出かけていき、調べることを意味しています。建築分野において使われる踏査は、効率の良い測量実施の原案を決めることです。具体的には、計画したトラバース線に沿って現地を歩いて、地形の状況や地物の状態などから決定します。測量踏査といわれることもあります。

また、現場における測量範囲を事前に把握できるのが特徴です。よって、測点の位置や測量方法、測定人数、見通しの良し悪しなどを確認し対策を講じられ、その点がメリットともいえます。確認事項には、障害物の移設の可能性、雑草の刈払い、隣地への立ち入りの是非などがあります。

加えて、測量作業中の安全設備の必要性や、交通誘導員などの必要性も検討されます。さらに必要に応じて、駐車場があるかないか、トイレがあるかないかなども確認事項としてあがります。その他、混同されやすい言葉として調査があります。調査は何かを明確にするために手段は特定せずに調べることを意味しています。一方踏査は、実際に現地に訪問して調べることを意味しています。したがって、手段を特定しているかどうかという点で両者は異なるので、混同しないように注意が必要です。