PIは、公共事業などの計画に住民の意見を反映させるための手法のことを意味しています。「Public Involvement(パブリック・インボルブメント)」の略称です。施策の立案や、事業の計画および実施などの過程で用いられます。関連のある利用者や、住民などに向けて情報を公開し、広く意見を集めてその意見を施策に反映します。例えば、ヒアリングやアンケート、ワークショップなどで住民や市民の意見を集めます。行政と住民、もしくは地域同士の利害の対立を抑制する役割を持っています。PIする上で、住民への説明や情報の透明性が課題です。加えて、集めた住民の意見を公共事業にどう反映するかという点も重要です。
また、土質試験の場合、PIは「Plasticity Index」の略称として使われることもあります。塑性(そせい)指数と訳され、練り返した粘性土が塑性を示す含水比の範囲を示す指数のことを意味しています。液性限界と塑性限界との差で算出できます。土の分類に用いられることに加えて、路盤材などの品質規格の判定項目にも用いられます。例えば、砂質土は0です。粘土分が多くなるにしたがって値が大きくなるという特徴を有しています。