プラケットは、壁や柱などに取り付けて、庇 (ひさし) ・梁 (はり) ・棚・床などの突出部分を支える横材のことを指しています。日本語では持ち送りと訳され、ブラケットと呼ばれることもあります。たとえば、日本の伝統建築でみられる「腕木」もプラケットのひとつです。ほかにも、壁から突出した金具や壁から持ち出し照明を支える部分のことを意味することもあります。建築では鉄骨部材だけではなく、持ち出したものをブラケットということもあります。主な種類として挙げられるのは、「ステンレス」、「どぶメッキ」、「赤さびどめ」などです。
また、ケーブルラックの固定に使い、基本的に天井からつるものです。しかし、壁に近い様なケーブルラックや、ちょっとした短い距離のケーブルを乗せるときはブラケットで支持を取る場合があります。さらに、ケーブルの固定に使う場合もあります。縦のケーブルラックに対し、両サイドにブラケットを施工。両サイドのブラケットに対してCチャンネルを流し、Cチャンネルにケーブルをインシュロックで結束すれば施工完了です。たとえば、幹線設備の更新工事において用いられます。
その他、混同しやすい用語として、足場ブラケットがあります。建築現場で高所作業をおこなう際、足場材を組むために用いる部品のことです。