ピロティとは、建築物の1階部分に壁がなく、2階の重みを柱だけで支えた空間のことをいう。ピロティはフランス語で杭の意。
1930年代に、フランスの建築家ル・コルビュジェがピロティを広く知らしめた。個人邸宅の設計で取り入れたのが始まり。

ピロティを駐車スペースや作業場などとして利用できるため、一般住宅やマンション、オフィスビルなどさまざまな場所で採用されるようになった。また、大学などの公共施設においては、掲示板や自動販売機などが設置されているスペースをピロティと呼ぶこともある。
ピロティはさまざまな使い方ができ、さらに外観がすっきりと見える。また、ピロティ部分と2階以上を区切って使用できるため、プライバシーも考慮できる。

ただし、2階以上を住居として利用するため、バリアフリー対策としてエレベーターを設置する必要が出てくる。さらに、柱の少ない構造であるため耐震性の問題がある。設計の段階から十分に考慮しなければならない。
建築基準法では、主に通行専用のピロティであれば、建築基準法上の床面積には含まない。ただし、自動車車庫として使用する場合には床面積に含めなければならない。いずれの場合にも、ピロティは建築面積に含める必要がある。