言葉の通り、内外装材のみで、その内側が中空となっている仕上げや造りを指します。言葉としてふかし壁等がこれと混同されやすいですが、ふかし壁には下地材などが用いられており、内部が中空とは限らないため別の分類となります。

また、別の意味合いとして、実際の構造とは異なる内装仕上げなど、過度な意匠や装飾を揶揄する際に用いられる言葉です。
日本の建築では、建築基準法が厳しく、また建設コストなどの観点から、必ずしも施主の要望通りの内装とする事が難しい場合があります。そのため、本来の構造躯体に対して、内観が全く別の構造を彷彿とさせる仕上げとすることで、表面的に施主要望に沿ったものとするなどの対応を行います。

この言葉は一般に広く使用されるようなものではなく、主に建築家等、建築業界に従事するもので、かつ建築物に対して評価を行う際に使用される事があります。