一人親方とは、建設業などで従業員を雇うことなく、自分自身と家族などだけで事業をする事業主のことを指しています。一般的には建設業や林業に関わる個人事業主を指すことが多いですが、本来の意味からすると業種や業務は関係ありません。建設業の場合は、職人として一人前になった後、親方の元から独立をした段階が一人親方です。大工の場合、一人親方になるまでに10年程度かかるともいわれています。
また、仕事のスケジュールを把握していなければ、周りに迷惑をかけてしまう恐れはあるものの、仕事を調整できるためキャパシティオーバーになりにくいという特徴もあります。加えて、単価の交渉ができるようになるなどメリットも豊富です。さらに、従業員を雇わないので人件費がかからず、同じ職場の人間関係で悩むこともなくなるのが魅力です。
その他、依頼主がいないと仕事を請け負えないので注意が必要です。また、契約形態が請負となることが多いので、一般的に入金は請け負った仕事が全部終了してからです。さらに、工事期間が延びれば、入金日もその分延長されます。その結果、入金が2、3ヶ月先になることもあるので、入金日程の把握や管理をしっかりとする必要があります。