モーメントという言葉自体の意味は、「働き」や「能率」と訳され、慣性モーメント・磁気モーメント・偶力のモーメントなど、組み合わせのワードが多数あります。

建設業においては力のモーメントと曲げモーメントについて考慮されることが多い。構造物や橋梁などの設計には、力のモーメントや曲げモーメントなどの構造計算が不可欠である。単位はどちらもNm(ニュートンメートル)またはkNm(キロニュートンメートル)が使われる。

力のモーメントとは、物体を回転させようとする力の働きのこと。力のモーメント=力×長さという数式で導き出せる。テコの原理がその一例。力のモーメントにより、支点から距離が長いほど回転させる力が大きくなる。

力のモーメントと似た言葉にトルクがある。回転軸の周りに働く力のモーメント、と説明されることもある。しかし、どちらも同じ意味で使われることが多い。力のモーメントは物理学や材料力学、トルクは機械工学で使われがち。

曲げモーメントとは、部材をわん曲させるように働く一対のモーメントのこと。または、ある点を境として互いに材を曲げ合う一対の回転力のことをいう。曲げモーメント=力×長さで表される。また、曲げモーメント図や断面力図を書くなどして曲げモーメントを求めることもあります。

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