避雷針とは、建物を落雷から守るために設置するものを言います。建物の最上部に取り付ける突針と、避雷導線・接地電極の3つで構成されます。

保護範囲は、突針を先端とする頂角60度の円錐形に収まる範囲内とされます。日本では、建築基準法により高さ20mを超える建築物に避雷針を設置しなければならない。また、ゴルフ場やグラウンドなど、高台にあるものや周りに建築物がない場所にも避雷針が設置されます。内線規程では、接地抵抗を10Ω以下にするなどと定めているが、できるだけ低い数値になることが望ましい。

避雷針の構造などはJIS(日本工業規格)で定められています。従来型の避雷針は、金属棒の先端からお迎え放電をし、雷との経路を作ったうえで地表に落ちる一定範囲の雷を避雷針に集める。突針に落ちた雷を、アルミや銅でできた導線を通して地中に埋められた銅板へ流し、地中に放電する。最近では、PDCE避雷針(消イオン容量型避雷針)など雷を発生させないようにするタイプの避雷針も導入されるようになった。

避雷針は年に1度保守点検をし、15〜20年で交換するのが一般的です。落雷による被害を最小限にするためには、避雷針と避雷器を組み合わせて使うとより効果が増します。