JVとは、ジョイントベンチャー(共同企業体)の略称になります。建設企業が単独でデベロッパーから受注をして、工事を請け負うのではなく、複数の建設企業が共同で工事を受注することです。主に2~5社で行われることが多いです。

このメリットとしては、資金力・技術力・労働力など、あらゆる分野でお互いの企業の強みを活かしつつ、弱みをフォローし合って大規模な工事を行うことが可能になります。単独の企業では請け負えない工事もJVすることによって幅広い工事が可能となります。

よくある一般的な例をあげてみます。鉄骨造の建築物で見て行くと「商業施設・オフィスビルなど」があります。商業施設・オフィスビルは鉄骨造の場合が多く、さらにショッピングモールなどは大規模な工事になるのでJVが多く採用されます。

ある一つの企業は、鉄骨造の建築物に関して実績や技術力があるものの、内装工事や仕上げ工事に関しては、あまり技術力がなく受注できない。

ある一つの企業は、内装工事や仕上げ工事に関しては実績や技術力があるものの、鉄骨造の建築物に関しては、あまり技術力がなく受注できない。

そんな場合に、この2つの企業がJV(共同企業体)となり、お互いの弱点をフォローして、強みを活かすという工事が出来るようになるのです。