継手とは、機械や建造物などの部材を結合する構造のこと全般を指します。鉄骨や鉄板などの結合は、リベット継手、ねじ継手などと呼ばれています。また、木造建築の場合は、柱と柱、梁と梁などの部材を結合することを指します。あまり力のかからない箇所については、金属部材を用いない伝統的な継手が行われています。加えて、木材の継手には、竿継ぎ、腰掛けあり継ぎ、追っ掛け継ぎなど数多くの手法があります。
継手には、エルボ、ブッシング、キャップ、チーズ、プラグなどさまざまな種類があり、用途に合わせて使用します。また、ステンレス継手は、優れた耐食性を兼ね備えている上、普及率がとても高く、配管の主役ともいえます。さらに、樹脂製継手については、樹脂でできているので腐食に強いのが特徴です。
ただ、熱には弱いというデメリットもあるので注意が必要です。その他、塩ビ継手もあり、強度や耐候性に優れているため、幅広く利用されています。重量が軽く、価格も他に比べると安いため、水道用のパイプなどに使用されています。しかし、高温や低温には弱く、使用温度の範囲が狭いことがデメリットです。