インフラは、生活や経済、産業の基盤となる施設のことを意味しています。インフラストラクチャーの略称です。電気やガス、水道、通信設備、交通網、港湾施設、河川、ダム、学校、病院、公園なども含まれています。中でも、生活の生命線となる電気、ガス、水道などはライフラインとも呼ばれます。

新しい社会基盤や、既存の社会基盤を修復する必要がある場合に必要とされます。例えば、商業施設を建築する際に必要となるインフラは、電気、ガス、水道、通信関係、交通関係などです。水道であれば、上水、中水、下水とあり、それぞれを整備する必要があります。また、土木インフラといわれたら、道路工事、水道工事、下水工事、橋梁工事などを指します。その他、日本のインフラは高度成長期に建設されたものが多いのが特徴です。

したがって、老朽化が社会問題にもなっています。具体的には、2023年までに2m以上の橋梁の43%、トンネルの34%が建設されてから50年以上経過します。老朽化が進展すれば、コンクリートのひび割れや部品のサビ、摩耗などが発生し、耐久性が低下しています。実際、2012年には山梨県でトンネルの天井板が落下する事故が起きています。他にも、同年大阪府では水道管破裂事故が発生し、約3万3千戸で断水しました。