下地とは外装工事や内装工事において、化粧材や仕上げ材を施工するための取付面のことです。一口に下地といっても様々な用途があり、一般的に住宅の内装を仕上げるための下地では石膏ボードが主として用いられています。ただし、その居室の用途によって防水性や防音性が求められる場合があり、その際にはシージングボード等が下地材として用いられます。
また、造作家具として棚等を取り付ける場合は、取付方法や耐荷重等の要因から石膏ボードに加えて木質系合板などが下地材として用いられることもあります。上記以外にも、内装外装など、建物の壁面、床面仕上げのために用いられるものの他に屋根下地や、基礎下地等があり、基礎下地の場合はボード系の建材ではなく割り栗石といった建材が下地材となります。
下地という言葉が使用される施工場所や建材は多岐にわたりますが、その目的はすべて、次の施工を行うための準備工事であるといえます。