GLとは、グランドレベルまたはグランドラインを意味する。日本語で地盤面。
施工詳細図の断面図などにおいては、標準地盤面の位置を示す線あるいは高さのことである。地盤表面の線あるいは地盤面の高さを表すため、施工の際には必要不可欠な基準となる。
GLには以下の種類がある。

現況GLとは、建築を始める前の地盤面の高さのこと。測量時の高さで設計GLとは、建築計画に基づき工事完了後に設定する高さのこと。基礎工事後の高さとなる。

平均GLとは、確認申請等で使用する、建物の高さを測る基準のこと。建物が周囲の地面と接する位置の、平均の高さにおける水平面となる。
GL設定が低過ぎると、土を埋め戻す時基礎に土が必要以上に被ることとなる。逆にGL設定が高過ぎると土が足りなくなり、本来土に隠れるべき部分まで基礎がむき出しになってしまう。

確認申請をする時、建物の高さは平均GLからの高さとなる。建物の敷地に高低差がある場合、その平均を取る必要がある。
GLの他に、BM(基準となる敷地や建物の高さ)FH(計画している高さ)・FL(床面の高さ)・CH(天井の高さ)なども用いられる。BMはベンチマークの略で、BMを基準として設計GLなどを算出する。