門柱(もんちゅう)とは、本来は門扉を取り付けるための柱のことでもんばしらとも言います。転じて店構えという意味もあります。

堂々たる門構えのお屋敷などと表現されてきたように、門には対外的に家格・格式を示す役割があるため、かつては一般的な住宅でも玄関先に門を設置する家が多かったが、最近は設置しない人も増え、代わりに表札、郵便受け、インターフォンなどの機能を組込んだ機能門柱を道路との境界付近に置くことが主流になっています。

材質は木、金属(主にアルミ製)、コンクリートブロック、コンクリートとさまざまで、コンクリート製の場合は自然石やタイル、あるいは左官仕上げによって装飾性を高めているものも多くみられる。また、夜間照明、充電用コンセント、散水栓、宅配ボックスなどより多くの機能を持たせた機能門柱も出てきている。機能門柱と呼ばれているが柱状とは限らず、エクステリア・外構の世界ではむしろ壁状のものが多い。

門柱を設けることで、対外的に住宅敷地の境界を明示できる、玄関前に人が寄り付きにくくなるため防犯効果が高まる、住宅の外観デザインとコーディネートすることで家全体のグレードがアップしたように感じられることなどがメリットと言えます。