面一とは材料の表面のズレが全くなく、平らになっていることを言います。別の呼び方で面づらとも言われております。床や建物の壁は一般的には凹凸があると違和感があるので面一にします。

面一にする箇所は自由に選択する事ができます。壁にテレビを埋め込んだり、床に床下収納を作るとき、壁に鏡を埋め込んだり、面一にすることが可能な箇所は様々あります。近年ではバリアフリーな建築物が多く、面一にしている箇所は多く床や壁だけではなく、洗面所から浴室に行く為の床なども面一にしている一般住宅もあります。

面一に施工するにあたって、材質によって反りがあったり、同じ部材でも厚みが微妙に違ったりするので完璧に床などを面一にすることは難しいです。なので少しだけ隙間を開けたり、材質の角を面取りをして面一にしていきます。また、窓枠などを設けずに面一に窓をつけたりする場合もあり、見た目がすっきりしたスタイリッシュな印象になります。

家具などでも面一にする事は多く、収納棚などの大枠と引き出しを面一にすることによってスッキリした印象になるので、面一を採用している家具は様々あります。家全体を面一で統一すると生活感があまり出ないので高級感のある住宅にする事が可能になります。