外壁工事とは、建築の外周部の壁面の工事を指します。新築工事の際には、外壁以外にも庇や外壁面内側の断熱工事など、壁面以外の工事も含むため、見積もり内訳などではすべてを包括して外装工事と表現されることが多いです。

外壁工事という限定された表現が使用されるときには、その工事内容は壁面塗装や壁面材間のコーキング、壁面材の施工などを指し、主に改修工事等で使用されるものとなります。改修工事では建物の劣化に応じた限定的な補修・修復といった施工を行うため、それに応じて工事の内容を指す言葉も新築工事と比べて限定的なものとなります。

近年の住宅建築では外装材としてサイディング材が使用されるケースが多いですが、面材に施されている保護塗装であれば10年に一度、面材間のコーキングは3-5年に一度のスパンでメンテナンスを行うことが推奨されています。ただし、これは建物の立地等によって紫外線や雨風を受ける量が異なるためあくまでも目安の数値となります。