直天井は、天井処理の仕方のひとつです。上階の床の下面や屋根の下面をそのまま露出させて天井面にする天井形式です。多くの場合、「直天」と略して呼ばれます。一般的に、天井の構造は「吊り天井」あるいは「直天井」が採用されます。直天井を採用すれば、室内が広く開放的に感じます。デザインの自由度もあがるため、クリエイティブな印象を演出できるのが魅力です。

さらに、リノベーションとの相性もよいことも特徴のひとつです。また、仕上げ方法にはさまざまな種類があります。「吹き付け」、「塗り」、「打ち込み」、「化粧屋根裏」などです。吹き付けは、鉄骨材やコンクリートなどに吹付けロックウール耐火被覆材を吹付けます。自由度が高いため、さまざまな形状に対応可能です。

塗装は、鉄骨材やコンクリート・木材に塗装を施します。吹き付け同様自由度が高く上質なデザインになり、仕上がりも美しいのが魅力です。打ち込みは、ケイカル板をビスや釘で直接天井に止めます。打ち込み後に塗装を施します。ケイカル板とは住宅の軒天に使われている石こうの板材です。化粧屋根裏は、和風建築の屋根裏天井に多くみられます。美しい木目調のデザインになるのがメリットです。