建前とは、基礎の上に柱や梁などの骨組みを組み立てることです。木造住宅では、柱と柱を梁へ繋ぎ、棟木を取り付けします。建物の骨格を形成する重要な作業の一つです。棟上げ、建て方などと呼ばれることもあります。

棟木の取り付けが終わると、上棟式と呼ばれるお祝いを行います。上棟式を行う目的は、工事の安全を願うためです。施工関係者へ感謝を示すために、施主が料理などを振舞います。

近所の人を招いて盛大な上棟式を行う地域もあります。

建前は、縁起の良い日に行われることが多く、基本的に1日で作業を終わらせます。1階部分から屋根までの骨組みを一気に組み立てていきます。豪雨でない限り、雨天時でも建前を行うケースがほとんどです。雨は火消しや幸運が降り込むなど、縁起が良いからです。棟上げが終わると、上棟式が執り行われるという流れです。

一昔前は、神主を呼んで上棟式を行っていましたが、現在では、現場監督や工務店が式進行をすることが多いです。上棟式で必要なものは、神酒、粗塩、洗米などです。これらは、お清め用として使用します。建物の四隅の部分に神酒などを撒いてお清めを行います。地域によっては、上棟式の際にお餅やお菓子なども撒いたり、縁起を担ぐ意味で、5円玉などのお金を撒くこともあります。施主が施工関係者に対してご祝儀を渡すのが一般的です。