もんけんは主に二つの使い方があり、一つ目は杭工事の際に杭の上に落とすおもりで落とした力で杭を埋め込みます。この場合のもんけんはウインチといったエンジンを使用した巻き上げ機を使用し、巻き上げます。
 
二つ目の使い方は解体工事で使用します。クレーンなどで吊り上げた鉄球のことももんけんといいます。建物などの上から落としたり、横から当てたりして解体を行います。
  
この「もんけん」という名前の語源はモンキーという言葉から来ているそうです。モンキー、、、猿?と思った方は私だけではないはずです。「モンキー」とは海外で使われていた杭打ち機の名前です。確かに名前は似ていますね。
 
ちなみに似たものに「よいとまけ」に使用される機械があります。「よいとまけ」とは地固のために滑車を使い槌を上下させることです。また、もんけんはドロップハンマーとも呼ぶことがあります。
 
もんけんが杭を打ったり、解体に使用されたりする際にはご想像の通り騒音と振動が大きいです。したがって最近の杭工事などではこのもんけんを使用することはかなり少なくなっています。(騒音規則法、振動規則法という法律に抵触し、市街地ではもんけんの使用は禁止になっています。)