クレーンとは、人力では持ち上げられない荷を動力を使ってつり上げて水平に運搬することを目的とする機械装置のことを言います。
移動式クレーン（自走して作業場所に移動が可能なクレーン）とデリッククレーン（本体とは別にウインチなどの巻き上げ動力を持つクレーン）は名称にクレーンが含まれるが法令で別のものとして分類される。またクレーンとしての要項を全て満たしていても、つり上げ荷重が0.5t未満の場合はクレーンに該当しません。クレーンにはさまざまな種類があり、使用場所や目的に適した形状のものが使用される。
一例をあげると、高層建築の建築現場などでで使用されるクライミング式ジブクレーンがある。これは工事の進捗に応じて高さを継ぎ足しながら使用できるクレーンである。現場で組み立てて使用するので、一つの工事が終了すると解体され、また別の建築現場で組み立てて使用される。
その他には工場内にて製品原料を運搬する際に使用される天井クレーンがある。これは動力の種類などにより名称が異なるが動きなどはほぼ同じで、クレーンの規模の違いにより、リモコン操作するものもあれば運転席を備えた大型のものもある。運転操作などについては法令により適切な資格免許が必要な作業である。
