折り上げ天井とは、中心部の天井を高くする構造です。天井高が高くなることで、広々とした空間が生まれます。空間の広がりが求められるリビングや玄関で使われる事が多いです。デザイン的にも、一段高くするということが個性になります。折り上げ天井は、段差でコントラストを持った影ができます。夜に間接照明で段差を照らせば、柔らかな光で室内に広がります。工夫次第で、さまざまな視覚効果が期待できる点が魅力です。オシャレさを重視するデザインとの相性が良いでしょう。
折り上げ天井の注意点は、掃除がしにくくなることです。段差の部分は凹みのような形状をしており、埃が積もります。人の手が届きにくい高さなので、脚立などが必要です。それはとても手間がかかります。掃除が難しいことが、人によってはストレスになります。また、天井を高くすることで上階の床も高くなることがあります。すると、上階の室内空間が狭くなってしまうでしょう。折り上げ天井に関わる仕事は、設計士や大工などが挙げられます。リフォームの場合は配管や配線の工事も必要です。配管や配線の工事は、有資格者でなければできません。電気工事士や配管や管工事施工管理技士などの有資格者です。