コンバートは英語で「convert」と綴り、「変える」「転換する」などの意味がある。野球でポジション変更を表すコンバートも同じ意味。ITの分野でも、ファイルや文字コードなどの変換をコンバートという。

電流や電圧をコンバートする装置をコンバーター(コンバータ)という。建築現場においては、多くのケースでサイクロコンバータ発電機のことを指す。サイクロコンバータ発電機は、直流電流を交流に変換することなく直接交流電流を発電できる。

コンバートに対する言葉がインバート(invert)である。意味は「逆にする」「転化する」。電気回路においては、大抵は直流電流を交流に変換することをいう。

インバーター(インバータ)発電機は、家庭用の電源同様の安定した波形の電源を供給できる。スタンダードタイプ(インバーターなし)の発電機にはそのような機能がなく、その分発電機の価格が安く抑えられ、かつ高出力となる。インバータ発電機とインバーターなしの発電機の、中間に位置する特徴を持つのがサイクロコンバータ発電機といえる。

上に挙げた3つのタイプの発電機は、いずれもガソリンを燃料として動かすもの。サイクロコンバータ発電機は、インバータ発電機などと比べると数は少ない。