工期とは、工事の開始日から工事が完成する日までの期間のことです。
建築する建物の準備期間から、施工、不稼働日、後片付けまでの合計を指します。
不稼働日とは、休日や降雨降雪がある日などのことで、屋外で作業する場合には、雨休率を求め、算出します。
工期とは、契約された期間内に工事を完了させることですので、
お客様に引き渡す際の検査関係の日数は含まれていません。

また、施工前に行う設計や工事の資材調達などの準備期間は、この「工期」に含まれていません。
「納期」と似ている言葉にはなりますが、納期とは税金や商品を納める期日の事を言います。
「工期」は基本的には工事現場特有の言葉で他の場面で使われる事はありません。

工期で問題になったのが、
工期を極端に短くして行われていたので建築業界は問題視されていました。
短い工期で工事を行わなくてはいけないので長時間労働はもちろんのこと、追加工事があっても工期が変わらないなど劣悪な環境の建築現場が多々ありました。

ですが、働き方改革が発足され、時間外労働の限度に関する基準が設けられ違反すれば罰則対象となるため工期を短くする事が出来なくなってきているので建築業界の改善に役立った法案になりました。