COBRISとは建設副産物情報交換システムを指し、日本建設情報総合センター(JACIC)が運営しています。

建設副産物とは、建設工事によって副次的に発生した建設発生土、コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材、建設汚泥、紙くず、金属くず、ガラスくず・コンクリート塊、陶器くず、これらが混合した建設混合廃棄物を指します。

COBRISは、インターネットを利用したWebオンラインシステムで、利用対象となるのは、工事発注者、建設副産物排出者、処理業者です。

3者は、副産物情報の交換の場として工事情報や処理施設情報(受入・販売価格)などを把握することができます。

施行・解体事業者等の排出事業者は、建設リサイクル法の帳票を電子化することができ、建設リサイクル法の届け出や再生資源利用・促進計画書(実施書)を活用することができます。工事発注者は帳票の集計や実態把握(センサス)、調査価格のデータベース化を行うことができます。

発注者および排出業者は、処理施設の検索機能を利用して設計積算の根拠にすることができ、処理業者は会社PRを行うことができます。

また、帳票の集計機能を利用して、資材利用量、建設副産物搬出量の総量算出、品目別の総量算出ができる他、建設副産物実態調査(センサス)にも対応しているため、発注者や排出業者は事務の省力化、効率化を図ることができます。

システムの利用にあたっては、建設副産物情報センターのホームページ内にて利用登録を行い、必要書類を郵送の後、届いた請求書に従って入金を行えば、ユーザーIDと初期パスワードがメールにて発行されログインできる状態になります。

利用料金は区分によって異なり、国・独立行政法人等は165,000円、都道府県・政令市でIDが1種:16,500円、IDが2種以上:33,000円、市町村・特別区は8,800円、排出事業者は8,800円、処理業者は無料となっています。