コーン指数とは地盤の強さを表す指標のひとつです。コーン指数はコーンペネトロメーターという試験機器を使い、コーンペネトロメーターを1cm/sの貫入速度で、5cm、7.5cm、10cmと、連続的に押し込んだ時に、コーン底面に作用する貫入抵抗力の平均値を貫入先端の、コーンの底面積で除した値のことをコーン指数と言います。
算出した数値が低ければ低いほど、柔らかい土。数値が高ければ高いほど、堅い土となります。主に、地盤の強さを測るために使いますが、建設現場の地面がブルドーザーや、クレーン車などの、建設機械の走行に耐えれる地面の能力測り数値化する「トラフィカビリティ数値」にも、コーン数値が使われています。
建設現場で、使われる重機の走行に必要なコーン指数は以下の通りになります。
超湿地ブルドーザー・200kN/㎡以上
湿地ブルドーザー・300kN/㎡以上
普通ブルドーザー(15t)・500kN/㎡以上
普通ブルドーザー(21t)・700kN/㎡以上
スクレープドーザー・600kN/㎡以上
被牽引式スクレーパ・700kN/㎡以上
自走式スクレーパ・1,000kN/㎡以上
ダンプトラック・1,200kN/㎡以上