捨てコンは、地盤の高さを整えたり分かりやすくし、構造物などを作りやすくする役割があります。構造物の基準となる線を引くこと(墨出しと言います)を簡単にする役割もあります。捨てコンの厚みは50mm程度の薄いものです。捨てコンを打設する前には、地盤をよく締固めた上に砕石を敷いて、再度締固める必要があります。
 
捨てコンを打設する際に注意しなければならないのは、高さを間違えたりしないように、管理をしっかりとしなければならないということです。これを怠ると、建物の高さが変わったりすることがあります。また、捨てコンは構造的に重要なものではありません。非構造体です。このため、構造計算をする際に、捨てコンに対して構造的な効果を期待してはならないというのは常識となっています。逆に、非構造体であることから、コンクリートの品質に対して高い要求を求められることは少ないです。

一般的な構造体と比べて、強度の低いコンクリートを使用しても全く問題ありません。捨てコンの表面に関しても、過度な品質は要求されません。床スラブのコンクリートに関しては、金鏝仕上げ(金属製のコテで平滑に仕上げることです)を行い、綺麗に平らにする必要があります。ですが、捨てコンに関しては、高ささえ間違えていなければ、綺麗に平滑にする必要性はありません。